作品ギャラリー

既存ドアにステンドグラスを

元々普通のクリア型ガラスが入っていたのを ステンドグラスに取り換えました。

詳細はコチラ(Blog記事が開きます)


長崎カステラランド

大型のアンティークステンドグラスの修復

築50年ほど経った商業施設(カステラの和泉屋さん)の建替工事で、2Fの吹き抜けに設置された大きなステンドグラスを新店舗で再利用することになり、アントレで破損の修復と高さをカットする加工作業を行いました。


大きなトラックから出てきたのは鉄枠入りのステンドグラス。相当な重量でした。


まずはこの鉄枠を外す作業に取り掛かりました。


50年の間にじわじわと下部に重量がかかり、一部ゆがみあり。


サイズ加工のため角ノコでケイムとガラスを切ります。
ステンドグラスを傷つけないように慎重に作業を進めます。


余分なケイムを切り取ります。


ケイムが細いので慎重に動かさないと壊れそう!


ガラスを一枚ずつ取り外し古いパテを除去し、再度組み立てていきます。


修復を終えたステンドグラスを木枠にはめ込みます。


補強のため裏側の縦横に真鍮バーを溶接。


テスト点灯。ライティングの角度、明るさ等をプランニングしてきます。
見上げるほど大きいです!


ダメージや汚れがないか最終チェック。


ガラスの両側から描かれているので、厚みの差で視覚的な立体感が出ます。


クリーニングと補強した半円型のステンドグラス。


図柄についてはいろいろ調べてみました。どうやら中世のドイツを中心とした欧州の傭兵、ランツクネヒト(独:Landsknechte)のようです。
男性はカラフルな衣装、女性はドレスのデザインからすると庶民~中産階級と思われます。


半年の修復加工を経て、ステンドグラスたちは長崎へ戻っていきました。
ステンドグラスが設置されたのは長崎・雲仙市愛野町にある和泉屋「長崎カステラランド」目の前は海が見える絶景のロケーション、愛野展望台にあります。


施設内は売店、海の見えるレストラン、隣が本社工場です。 店内に入ると右手売店の壁にあるステンドグラスがすぐ目に入ります。


定番のカステラからいろいろなフレーバーのカステラ、ラスク等もあり豊富な商品バリエーションです。


その中に見つけたのが、なんとステンドグラスのパッケージ入りカステラ!
五三焼カステラ、という匠が作ったカステラです。(パッケージは2つありますが、味は同じです)



長崎カステラランド/本社工場
長崎県雲仙市愛野町乙5864(駐車場あり)
営業時間:店舗8:30-17:30 レストラン11:00-15:00 テイクアウト9:00-16:30
定休日:年中無休
http://www.n-izumiya.com


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